ファクタリングの会計処理・仕訳と勘定科目を詳しく解説

このページではファクタリングの仕訳・会計処理・経理処理について詳しく紹介して行きます。

ファクタリングを利用した人は「税金はかかるのか?」・「会計処理はどうしたらいいのか?」・「バランスシートのスリム化は出来るのか?」など、気になる方も多いでしょう。

ファクタリングを利用する前に会計処理上知りたい方や、ファクタリングを利用した後に仕訳方法が知りたい方もいると思います。

仕訳・勘定科目の項目や計算方法、バランスシート上どれだけスリム化できるか、ROAを基準に計算して行きます。

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ファクタリングの会計処理上のメリット

貸借対照表(バランスシート)をスリム化できる(オフバランス化)

ファクタリングは融資ではなく「売掛債権の売却」となるため、有利子負債にならず、貸借対照表に計上されません。

「負債の部」を増やすことなく資金調達することができ、売掛金が圧縮されることにより貸借対照表のスリム化が実現できます。

貸借対照表をスリム化することにより、銀行融資などをより有利な条件で資金調達することも可能になります。

また、ファクタリングで調達した資金を使って有利子負債を減らすことによって、負債株主資本比率を減らすことができ、借入審査のために良い条件を整えることが出来ます。

 

ファクタリングのオフバランス要件(買戻請求権がなければOK)

オフバランスになるための要件ですが、「買戻請求権のないファクタリング」であれば、オフバランスとなります。

金融商品に関する会計基準によるとオフバランスの要件が記載されています。

2.金融資産及び金融負債の消滅の認識
(1)金融資産の消滅の認識要件

9. 金融資産の契約上の権利に対する支配が他に移転するのは、次の要件がすべて充たされた場合とする。
(1) 譲渡された金融資産に対する譲受人の契約上の権利が譲渡人及びその債権者から法的に保全されていること
(2) 譲受人が譲渡された金融資産の契約上の権利を直接又は間接に通常の方法で享受できること
(3) 譲渡人が譲渡した金融資産を当該金融資産の満期日前に買戻す権利及び義務を実質的に有していないこと

つまり「買戻す権利」がなければオフバランス化できるため、「買戻請求権のないファクタリング」であればオフバランス化されます。

※基本的にファクタリングは「買戻請求権のないファクタリング」となります。

 

ファクタリング手数料の勘定科目

ここではファクタリング手数料の勘定科目について紹介して行きます。

会計処理、経理処理の担当者は参考にしてください。

ちなみにファクタリングに対しては税金(消費税)がかからないため非課税となります。

 

決算時の区分表示は「営業外費用」

ファクタリング手数料は決算時の区分表示では「営業外費用」の扱いとなります。

営業外費用とは
会社が本業以外で経常的に発生する費用のこと

営業外費用とは基本的には財務的な活動から発生する費用です。

お金を借りた際の利息や、社債発行時に必要な経費、株式の評価損や売却損などの費用で、ファクタリングも営業外費用に区分されます。

 

勘定科目は「売上債権売却損」

ファクタリング手数料の勘定科目は「売掛債権売却損」となります。

売上債権売却損とは
勘定科目で計上する、ファクタリングで売掛債権を譲渡した時に発生した損失のこと

会計ソフトなどでは「売掛債権売却損」という勘定科目が無い場合が多いです。

その際は「雑損失」・「債権割引料」・「支払手数料」を設定することもあります。

 

ファクタリング会社から消費税を請求されていたら悪質会社の可能性大

ファクタリングは「売掛債権に対して非課税」・「手数料に対して非課税」となります。

しかし、悪質なファクタリング会社ではファクタリング手数料に消費税を請求するところもあります。

もし見積りの内訳書を見て消費税が記載してあった場合は、ファクタリング会社に連絡をして消費税分を取り消してもらいましょう。

支払い後に「消費税」が発覚した場合は、弁護士などに相談しましょう。

【参考】主な非課税取引

ファクタリングは「有価証券等の譲渡」(金銭債権)となるため非課税対象です。

(2)有価証券等の譲渡
国債や株券などの有価証券、登録国債、合名会社などの社員の持分、抵当証券、金銭債権などの譲渡
ただし、株式・出資・預託の形態によるゴルフ会員権などの譲渡は非課税取引には当たりません。

 

ファクタリングの仕訳

日本公認会計士協会の「金融商品会計に関する実務指針」には以下のように述べています。

金融資産の消滅時に譲渡人に何らかの権利・義務が存在する場合の損益の計上基準

37.金融資産の消滅時に譲渡人に何らかの権利・義務が存在する場合の譲渡損益は、次のように計算した譲渡金額から譲渡原価を差し引いたものである。
譲渡金額は、譲渡に伴う入金額に新たに発生した資産の時価を加え、新たに発生した負債の時価を控除したものである。
譲渡原価は、金融資産の消滅直前の帳簿価額を譲渡した金融資産の譲渡部分の時価と「残存部分」の時価で按分した結果、譲渡部分に配分されたものである。
譲渡金融資産の帳簿価額のうち按分計算により残存部分に配分した金額を当該残存部分の計上価額とし、新たに発生した資産及び負債は譲渡時の時価により計上する。

金融資産の消滅時に何らかの権利・義務が存在する場合における「残存部分」と「新たな資産・負債」の時価を合理的に測定できない場合

38.金融資産の消滅時に残存部分又は新たに生じた資産(デリバティブ)について時価を合理的に測定できない場合、その時価はゼロとして譲渡損益を計算し、その当初計上額もゼロとする。
新たに生じた負債について時価を合理的に測定できない場合、その当初計上額は、当該譲渡から利益が生じないように計算した金額とする。
また、金融資産の消滅時に、それに伴って損失の発生する可能性が高い場合には、当該損失を引き当てる必要がある。

金融商品会計に関する実務指針

言葉が分かりにくいですが要約すると、金融資産の譲渡には「時価で計上する」必要がありますが、ファクタリングは一般的に取引されないため、時価を計上することが出来ません。

売掛金の売却には「ファクタリング手数料」が損失となるため損益計算書上は「売却損」として計上します。

 

売掛金発生時の仕訳

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
売掛金 1,000万円 売上(課税対象取引) 1,000万円

売掛金となった売上は消費税の課税対象となります。

手形を受け取ったときの仕訳

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
受取手形 1,000万円 売上(課税対象取引) 1,000万円

 

ファクタリング契約時の仕訳(契約日と入金日が異なる場合)

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
未収金 1,000万円 売掛金 1,000万円

契約から入金日までは未収金として扱います。

ファクタリングの未収金とは(未収入金)

通常の営業取引以外から発生した金銭債権と通常の営業取引から発生した売掛金以外の金銭債権を処理する勘定科目のこと。

未収入金とも言います。

 

ファクタリング売掛金譲渡代の入金時の仕訳

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
普通預金 900万円 未収金 1,000万円
売上債権売却損(非課税) 100万円

売掛金を売却して受け取った譲渡代金は課税対象外(非課税取引)となります。

 

ファクタリング契約時の仕訳(契約日と入金日が同日の場合)

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
普通預金 900万円 売掛金 1,000万円
売上債権売却損(非課税) 100万円

未収金扱いにする必要はありません。

 

ファクタリング仕訳を「割引料」にすることは可能(+割引料の計算方法)

割引料とは
割引料とは「手形割引」の会計処理する勘定科目のこと

ファクタリング仕訳を「割引料」にしても特に問題はありません。

【割引料の仕訳】

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
普通預金 900万円 未収金 1,000万円
割引料(非課税) 100万円

ファクタリングの割引料でも消費税は非課税

ファクタリングの割引料でも消費税は非課税となります。

売上債権売却損でも割引料でも同じです。

 

ファクタリング手数料の経費・損金算入

以下の2つの条件を満たすことで、売上債権売却損は「必要経費、または損金」に算入することが出来ます。

買戻請求権の無いファクタリング(ノンリコース)であれば、ファクタリング手数料(売上債権売却損)は必要経費・損金に計上することが可能です。

 

ファクタリングの会計処理は財務諸表のオフバランスになる要件を検証

「ファクタリングによって財務諸表がどれだけオフバランス化されるか?」ここでは借入とファクタリングでどれだけ財務諸表が変わるか検証して行きます。

 

借入によって資金調達した場合の財務諸表

仕入額750万円を借入によって調達した場合

売上 仕入 利益
1000万円 750万円 250万円

借入のPL(損益計算書)

売上:1000万円
支出:750万円
利益:250万円

借入のBS(賃貸対照表)

借方 貸方
現金:1350万円 流動負債:短期借入金750万円
売掛金:1000万円 買掛金:750万円、資本金500万円、利益剰余金250万円

借入のROA(総資産利益率)

純利益250万円/総資産2350万円=10.6%

 

ファクタリングによって資金調達した場合の財務諸表

売上 仕入 ファクタリング手数料 利益
1000万円 750万円 50万円 200万円

ファクタリングのPL(損益計算書)

売上:1000万円
支出:750万円
ファクタリング手数料:50万円
利益:200万円

ファクタリングのBS(賃貸対照表)

借方 貸方
現金:1450万円 買掛金:750万円、資本金500万円、利益剰余金200万円

ファクタリングのROA(総資産利益率)

純利益200万円/総資産1450万円=13.7%

このように、借入の場合はROAが10.6%に対してファクタリングの場合はROAが13.7%となります。

どちらも「資金調達」という点では同じですが、ファクタリングの方がROA(総資産利益率)が良くなるのが分かります。

ROAは銀行融資やビジネスローンなどの審査に必要な指標なので、借入に対しても有利に働きます。

 

保証ファクタリングの課税区分

国税庁の「No.6201 非課税となる取引」にも以下のように記載してあります。

(4) 預貯金の利子及び保険料を対価とする役務の提供等
預貯金や貸付金の利子、信用保証料、合同運用信託や公社債投資信託の信託報酬、保険料、保険料に類する共済掛金など

信用保証料に該当するため、保証ファクタリングの保証料についても、「非課税取引」となるのです。

 

保証ファクタリング手数料の勘定科目は「支払手数料」

保証ファクタリング手数料の勘定科目は「支払手数料」となります。

 

ファクタリングIFRS(国際財務報告基準)の会計処理

海外支社など外国ではIFRS(国際財務報告基準)と呼ばれる国際的な会計基準があり、国内の会計処理とは異なります。

ここでは簡単にIFRSの会計処理について紹介して行きます。

 

ファクタリングIFRS ファクタリング実行時

借り方 金額 貸し方 金額
現金 900万円 借入金 1,000万円
売掛債権譲渡損 100万円

IFRSでは売掛金は無くならず、借入金として処理されます。

海外では金融資産の消滅の認識要件が異なり、ファクタリングは「借入」という扱いとなります。

 

IFRSはファクタリング債権回収時

借り方 金額 貸し方 金額
借入金 1000万円 売掛金 1,000万円

IFRSでは売掛先から売掛金が回収されてから、初めて売掛金が消滅することになります。

国内では、ファクタリング会社が売掛金を買取った時点で売掛金が消滅しますが、IFRSでは「売掛先から売掛金が回収された」タイミングが基準となります。

IFRSでは「リスク・経済価値の消滅」が基準となり、国内では「財務構成」が基準となるため、タイミングの違いが出ています。

 

ファクタリング会計処理でよくある質問

ファクタリングの会計処理で「よくある質問」です。

 

ファクタリングに法人税はかかりますか?

ファクタリング手数料は損金のため、法人税はかかりません。

 

ファクタリングは外形標準課税の対象となりますか?

償還請求権(買戻し義務)があるもの → 支払利子に含めます。

償還請求権(買戻し義務)が無いもの → 支払利子に含めません。

 

ファクタリングは偶発債務となりますか?

償還請求権(買戻し義務)があるファクタリング契約であれば、偶発債務として注記する必要があります。

(偶発債務として注記してあれば、簿外債務とはなりません)

償還請求権(買戻し義務)がないファクタリング契約であれば、偶発債務が発生する可能性があるため、注記する必要はありません。

※基本的にファクタリングは償還請求権なしです。

 

取引先から残高確認書の提出を求められた場合

通常の2社間ファクタリングでは取引先に残高確認書を送る必要があります。

3社間ファクタリングの場合は取引先に残高確認書を送る必要はなく、ファクタリング会社が取引先に送る必要があります。

自社の残高確認書はファクタリング会社に送ります。

 

ファクタリングとでんさい(電子記録債権)の会計処理の違い

ファクタリングとでんさい(電子記録債権)の会計処理の違いを紹介して行きます。

でんさい(電子記録債権)の仕訳・勘定科目

【でんさい発生記録の通知】

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
電子記録債権 1,000万円 売掛金 1,000万円

【でんさい代金の回収】

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
当座預金など 1,000万円 電子記録債権 1,000万円

【でんさい債権譲渡】

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
当座預金など 900万円 電子記録債権 1,000万円
電子記録債権売却損 100万円

 

ファクタリングの仕訳・勘定科目

【売掛金発生時】

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
売掛金 1,000万円 売上(課税対象取引) 1,000万円

【ファクタリング契約時】

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
未収金 1,000万円 売掛金 1,000万円

【ファクタリング売掛金譲渡代の入金時】

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
普通預金 900万円 未収金 1,000万円
売上債権売却損(非課税) 100万円

【ファクタリング契約時の仕訳(契約日と入金日が同日の場合)】

借り方勘定科目 金額 貸し方勘定科目 金額
普通預金 900万円 売掛金 1,000万円
売上債権売却損(非課税) 100万円

 

ファクタリング会計処理まとめ

ファクタリングの会計処理について紹介して来ました。

仕訳・勘定科目など最初は戸惑うかもしれませんが、特別難しい計上方法は無いため、慣れれば問題ないと思います。

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