ファクタリングの審査・契約・入金・返済(支払い)までの流れを分かりやすく解説

ファクタリング会社を初めて利用する人は、審査や契約などの流れを知っておきたい人も多いでしょう。

このページでは審査に必要な書類や手続き、契約に必要な書類や全体のフロー、かかる時間について紹介して行きます。

審査に無事に通貨するコツや、契約する時の注意点、悪質業者の見分け方など、仕入先企業(利用者)の知りたい情報を詳しくレクチャーします。

ファクタリング会社に申し込む前に、しっかり目を通しておきましょう。

 

ファクタリングの申込み・審査・契約・入金・返済までの流れ

ファクタリングの審査から契約、入金、返済までのフローは以下の通りとなります。

2社間、3社間で流れはほとんど同じですが、3社間は「3社間での契約手続き」が必要になります。

2社間は「売掛先に知られずに済みます」が、債権譲渡登記という手続きが必要になるケースが多いです。

 

ファクタリング2社間の審査・契約・入金・返済までの流れ

  1. 申し込み
  2. 書類提出(持参・郵送・FAX・メールなど)
  3. 審査
  4. 面談(来店不要のケースあり)
  5. 内容確認・契約
  6. ファクタリング会社から入金
  7. 売上金の返済

2社間はファクタリング会社と利用者のみのため、審査から入金まで即日~3日ほどで行われることも多いです。

申込む前に書類をあらかじめ準備しておくと、入金までの手続きが早く進みます。

面談ありのファクタリング会社と面談なしのファクタリング会社がありますが、面談ありの方が手数料は安く済む可能性があります。

ただし、ファクタリング会社は東京にあることが多いため、地方の方は、地方にあるファクタリング会社を選ぶか、郵送やFAXなどで対応してくれるファクタリング会社を選びましょう。

2社間の場合は「債権譲渡登記」の必要がある可能性があり、債権譲渡登記には5万円前後の費用がかかります。

最後、売掛金を回収後、ファクタリング会社に売上金を返済する必要があります。

 

ファクタリング3社間の審査・契約・入金・返済(支払い)までの流れ

  1. 売掛先へのファクタリングを利用する仮承諾
  2. 申し込み
  3. 書類提出(持参・郵送・FAX・メールなど)
  4. 審査
  5. 面談(来店不要のケースあり)
  6. 3社間での内容確認・契約
  7. ファクタリング会社から入金
  8. 売掛先からファクタリング会社へ入金

3社間も2社間と流れはほとんど同じです。

ファクタリングを申し込む前に、売掛先の担当者に「ファクタリングを利用しても問題ないか」相談できると良いでしょう。

(相談しにくい売掛先の場合は、3社間への交渉を一緒に行なってくれるファクタリング会社がおすすめです)

審査後、3社間での内容確認、契約の手続きが必要になります。

3社間のファクタリング契約には「債権譲渡登記」の手続きが必要ないため、手続き費用が少し安くなります。

売掛金はファクタリング会社に直接支払われるため、2社間と違って返済する必要はありません。

 

ファクタリングの審査

まずはファクタリングの審査について、注意点と流れを紹介して行きます。

 

ファクタリングOKの売掛条件と業種

ファクタリングOKの売掛債権

  • 製品売買代金
  • サービス提供代金
  • 運送料・輸送料
  • 請負代金(工事)
  • 調剤報酬
  • 診療報酬
  • 介護報酬
  • 家賃収入
  • その他債権(対法人・対行政)
ファクタリングNGの売掛債権

  • 譲渡禁止特約付き債券(一部契約による)
  • 下請け代金支払遅延防止法に規定される債権
  • 個人に対する債権
  • 売掛先に対して売掛金よりも買掛金の方が大きい
  • その他債権(売掛先の支払能力不足など)

基本的には「売掛債権」であればファクタリングの利用は可能ですが、「譲渡禁止特約付きの売掛債権」や「個人に対する売掛債権」は利用できません。

(一部、家賃収入ファクタリングは個人に対してもOKです)

 

ファクタリングは審査に面談が必要か不要か、面接地はどこか確認しておく

ファクタリングの申込みをする前に「審査には面談が必要かどうか」・「面接地はどこか」を確認しておきましょう。

ファクタリング会社は東京にあることが多く、地方の人は交通費や面接地への行き返りの時間が必要になってしまいます。

ファクタリング会社によっては「訪問面接」をしてくれる会社や、「面接への交通費を支給」してくれる会社もあります。

「東京まで行く時間や費用がない」という方は地方に支店などを持つファクタリング会社を利用したり、郵送やFAXなどでも対応してくれる来店不要(面談不要)のファクタリング会社を利用しましょう。

 

ファクタリングの審査基準

ファクタリングの審査には、以下のような審査基準があります。

  • 売掛金が実際に存在しているか?
  • 売掛金清算までの期日が長すぎないか?(60日以内が妥当)
  • 売掛金は不良債権ではないか?
  • 売掛金の仕事は完了しているか?
  • 売掛金の請求書は発行済みか?
  • 売掛金が既に別のファクタリング会社に売り出されていないか?
  • 売掛先の過去の支払い状況は健全か?
  • 売掛先は法人か?(個人事業主ではないか?)

一部の利用者は「売掛先と共謀して請求書を偽造」したり、「他のファクタリング会社にも同時に契約(二重譲渡)」したりする悪質な利用者もあります。

「実際に売掛金が発生していたか?」・「不良債権ではないか?」という部分が、まず最初に審査される点です。

 

ファクタリングは仮審査で電話ヒアリングがあることもある

申込み電話をした時や、ウェブで申し込んだ後に電話があり、以下のような内容を確認されることがあります。

答えられるように、あらかじめ準備しておきましょう。

  • 会社名/会社規模/資本金
  • ファクタリング希望金額
  • 売上規模
  • 業種
  • 売掛金額/売掛先会社
  • 希望入金時期
  • ファクタリング後の使用用途

 

ファクタリングのスピード査定してくれる会社もある

ファクタリングを利用する人は「急な資金調達が必要」な人も多いため、スピード査定してくれるファクタリング会社が多いです。

審査は即日もしくは翌日には行なってくれ、遅くても翌々日には審査結果が出来ます。

対応が早い会社であれば、契約・入金まで即日で対応してくれる会社もあります。

急いでいる人は「即日対応可能か」を確認しましょう。

 

ファクタリング審査に必要な書類

ファクタリング審査で必要な書類はファクタリング会社によって異なりますが、代表的には以下の通りです。

審査に必要な書類、契約に必要な書類もありますが、これもファクタリング会社によって異なります。

急ぎの方は全て準備しておきましょう。

法人の審査に必要な書類

  • ファクタリング申込書
  • 請求書・見積書・基本契約書(取引先との契約関連書類)
  • 決算書(直近2期分・3期分)※勘定科目内訳書も含む
  • 入手金の通帳(WEB通帳含む)
  • 貸借対照表・損益計算書
  • 納税証明書
  • 登記簿謄本など
  • 代表者の本人確認書類(免許証・パスポートなど)
  • 会社パンフレット・ホームページの印刷など

個人事業主の審査に必要な書類

  • ファクタリング申込書
  • 請求書・見積書・基本契約書(取引先との契約関連書類)
  • 決算書(直近2期分・3期分)
  • 入手金の通帳(WEB通帳含む)
  • 貸借対照表・損益計算書
  • 納税証明書
  • 登記簿謄本など
  • 代表者の本人確認書類(免許証・パスポートなど)

赤字はどこのファクタリング会社でもほぼ必須です。

納税証明書や登記簿謄本などは審査で必要な会社、必要ない会社に分かれます。(契約時には必要になります)

審査時には書類の原紙ではなく、コピーが可能なファクタリング会社もあります。

 

ファクタリング審査の注意点(ファクタリング会社が気にしていること)

ファクタリングの審査に通過するために注意すべきことは以下の3つです。

  • 請求書などの書類がねつ造・偽造では無いか?
  • 売掛先の倒産リスクはあるか?
  • 利用者の売上金の返済されるか?

請求書などの書類がねつ造・偽造では無いか?

利用者の中には悪質な人もいて、請求書などの書類がねつ造・偽造されている可能性があります。

しかも、売掛先と共謀して作成していることもあります。

これらが本当かどうか。過去の振込み実績などをファクタリング会社が見極めます。

売掛先の倒産リスクはあるか?

利用者へ売掛金を支払った後に売掛先から資金を回収する前に倒産するリスクもあります。

売掛金を回収できなければ、ファクタリング会社の資金繰りが悪くなってしまいます。

売掛金の倒産リスクは、審査に非常に大切なポイントです。

利用者の売上金の返済されるか?

利用者の資金繰りが悪かったり悪質な人の場合、売上金を支払ってくれない場合があります。(2社間ファクタリング)

2社間ファクタリングの手数料が高いのは、売上金の回収リスクが発生するからです。(他にも債権譲渡登記の費用もありますが)

ファクタリング会社が面談する理由は、この回収リスクを見極めるためです。

面談があるファクタリング会社では、誠実にしっかり対応するようにしましょう。

 

ファクタリングは書類が不足していると審査に通らない(断られる)可能性もある

売掛金の証拠書類が不足していると審査に通らない可能性があります。

  • 基本契約書がない
  • 発注書(注文書)がない
  • 検収書(受注書)がない
  • 請求書のみ

基本契約書が無い取引先も多いと思いますが、普段から得意先から注文書を発行してもらうようにし、受領書も送り返してもらうようにお願いすることが大切です。

請求書のみで審査が通るファクタリング会社もありますが、請求書のみでは審査に通らないファクタリング会社もあります。

証拠書類は2点以上あるのが望ましいです。

 

ファクタリング審査には担保や連帯保証人を付ける必要なし

ファクタリングは融資ではなく「売掛債権の買取り」になるため、不動産などの担保や連帯保証人を付ける必要がありません。

ファクタリングは融資と比べると審査に通りやすく、審査が早いのが特徴です。

 

ファクタリング利用者は赤字でも税金滞納でもOKの場合もある

ファクタリングは利用者に対する調査もありますが、「売掛先への調査」の方が大切です。

赤字決算でも税金滞納でも審査が通るファクタリング会社が多いです。

しかし、2社間は最後に売上金を返済しないと行けないため、利用者に対する審査も必要です。

 

ファクタリングは売掛先会社の規模が大きく、経営状態が良いほど審査が通りやすい

ファクタリングは売掛先の会社規模や財務状況など、健全な方が審査が通りやすいです。

  • 信用情報
  • 利益額・利益率
  • 借入件数・返済履歴
  • 自己資本比率
  • 利用者との取引期間

売掛先の経営状況が良いと、審査に通りやすいだけでなく、手数料にも影響して来ます。

経営状況だけでなく、利用者との取引期間も審査に影響します。

 

ファクタリングは仕入先企業(依頼元)の経営状態も確認される

ファクタリングの審査は「売掛先」だけでなく、利用する「依頼元企業」もチェックされます。

  • 資金繰りの状況
  • 借入金額・借入件数
  • 税金滞納の有無

資金繰りの状況

依頼元の仕入れ先企業の資金繰りは「一時的な悪化であるかどうか」の判断をします。

長期的な資金繰りの悪化や、最後、売上金を回収することが出来るかを見極めます。

借入金額・借入件数

最後、売上金を回収する前に、依頼元の仕入れ先企業が倒産しないかの判断もします。

そのため、現状の借入れ状況も見られます。

税金滞納の有無

税金滞納があると、最悪「税務署による売上金の差し押さえリスク」も考えられます。

「税金滞納OK」を公表しているファクタリング会社でも、税務署による差し押さえには注意しているでしょう。

 

ファクタリングには掛け目があるので把握しておこう

ファクタリングには「掛け目」という調達できる比率があり、売掛金額全てを100%だとすると、70%~90%ほどしか資金調達できません。

掛け目はファクタリング会社や条件によって異なりますが、少ないと50%になることもあります。

掛け目80%の時の例
100万円の売掛金の場合、契約後に80万円が支払われます。

そして利用者がファクタリング会社に100万円支払った後にファクタリング会社から残りの20万円が支払われます。

掛け目は一種の担保のようなものです。

ファクタリングは担保がないため、審査状況が悪いと掛け目の比率が下がって来ます。

 

ファクタリングは書類審査を通過すれば最終審査の面談(面談なしのファクタリング会社もあり)

多くのファクタリング会社では、審査を無事通過した場合、最終の面接があります。

面接では「最後、売上金を返済してくれるか」や「誠実な対応をしてくれる会社か」を判断されます。

普通に対応していれば問題ありませんが、明らかに対応がおかしい場合は契約拒否になる可能性もあります。

ファクタリング会社もリスクを犯して商売をしているため、「リスクが高そうだ」と判断した場合は拒否してくることがあります。

 

ファクタリングの審査に落ちないためにやること

ファクタリングの審査に通過するために、以下のことに注意して審査を受けましょう。

  • 買取り希望の売掛債権が月商に対して高すぎないか
  • 会社設立期間、取引先企業との取引期間が短くないか
  • 誠実さに欠ける行動をとっていないか
  • 支払いサイトが長すぎないか

買取り希望の売掛債権が月商に対して高すぎないか

買取り希望の売掛債権が月商に対して高すぎると審査に引っかかる可能性があります。

建設業などは1件あたりの取引金額が大きく、会社規模よりも大きな仕事を受注することもあります。

調達金額が大きい時は、申込みの時点で相談してみると良いでしょう。

会社設立期間、取引先企業との取引期間が短くないか

創業間もない会社や、取引先との実績が少ない会社も「偽装ではないか?」と疑われる可能性もあります。

利用者としては、「初めての取引先はリスクが高いためファクタリングを使いたい」という希望もあると思いますが、実績がある取引先の売掛債権をファクタリング対象にする方がおすすめです。

設立間もない会社は資金繰りが悪いことが多く、ファクタリングを利用する会社も多いと思います。

対策は取りようがないので、複数社申込みをし、面接で誠実に対応するしかないでしょう。

誠実さに欠ける行動をとっていないか

利用者が電話の折り返しが無かったり、書類提出が遅くなったりすると、ファクタリング会社も「誠実さに欠ける対応」と判断することがあります。

最後「売上金の回収リスク」をファクタリング会社が持っているため、不誠実な会社とは契約しないことがあります。

面談時だけでなく、電話対応、早急な対応を心がけると良いでしょう。

支払いサイトが長すぎないか

支払サイトが長すぎるのも審査落ちする理由の一つです。

建設業の下請法では支払いサイトが60日(月末締め翌々月末の振込み)までと決められています。

下請代金の支払期日を定める義務
下請代金の支払期日について、給付を受領した日(役務の提供を受けた日)から60日以内で、かつ出来る限り短い期間内に定める義務。

経済産業省中小企業庁 下請代金支払遅延等防止法

 

ファクタリングの契約

審査の次はファクタリング契約の流れを紹介して行きます。

契約時は審査と違った書類が必要になってきます。

 

ファクタリング契約に必要な書類

  • ファクタリング会社との取引契約書
  • 案件ごとの売買契約書(債権譲渡契約)
  • 代表者の本人確認書類
  • 印鑑証明
  • 会社実印
  • 個人実印
  • 貸借対照表・損益計算書
  • 納税証明書
  • 登記簿謄本

貸借対照表や納税証明書などは、審査時に必要なファクタリング会社では契約時には必要ありません。

ファクタリング契約は、取引を開始する「取引契約書」と、案件ごとに契約する「売買契約書」の2種類が必要になることが多いです。

印鑑証明などは審査時には必要ないことが多いです。

 

ファクタリングは契約書をよく読んでから「同意の上」署名・捺印する

契約書に捺印・署名する場合は「契約書をよく読んで」から契約しましょう。

ファクタリング会社によっては、口約束とは違う内容が契約書に書かれていることもあるため、時間をもらってしっかりと内容を確認しましょう。

実績の多い大手ファクタリング会社なら良いかもしれませんが、地方の小さなファクタリング会社は注意が必要かもしれません。

契約時に特に注意すること(諸費用や支払条件など)

  • ファクタリング手数料は何パーセントか
  • 手数料に消費税がかかっていないか
  • 掛け目は何パーセントか
  • 債権譲渡登記はあるのか
  • 債権譲渡登記の費用
  • 支払条件、返済期日
  • 返済できなかった場合の事項
  • その他諸費用
  • 契約の解除・免責事項

これらの項目を確認しておきましょう。

 

ファクタリング契約書の書式・テンプレート

ファクタリング契約書の書式は「月間総務オンライン」のホームページにありました。

ファクタリング契約書ひな形

 

ファクタリング契約には印紙代が必要

契約書には取引金額に応じて印紙が必要と法律で定められています。

印紙は基本的にファクタリング会社が用意しますが、ファクタリング手数料に含まれていますので、頭に入れておきましょう。

契約金額印紙税
5万円未満非課税
100万円以下200円
100万円を超え200万円以下400円
200万円を超え300万円以下600円
300万円を超え500万円以下1千円
500万円を超え1千万円以下2千円
1千万円を超え2千万円以下4千円
2千万円を超え3千万円以下6千円
3千万円を超え5千万円以下1万円
5千万円を超え1億円以下2万円
1億円を超え2億円以下4万円
2億円を超え3億円以下6万円
3億円を超え5億円以下10万円
5億円を超え10億円以下15万円
10億円を超えるもの20万円

売掛金が高くなるほど印紙代も高くなり、10億円を超えると20万円もの印紙代がかかります。

 

ファクタリングの売掛先企業が倒産しても債権譲渡しているので償還請求されない

ファクタリングは償還請求権あり(リコース)と償還請求権なし(ノンリコース)の2種類があります。

※ファクタリングは償還請求権なし(ノンリコース)となります

償還請求権なし(ノンリコース)の場合は、万が一、売掛先企業が倒産したり、支払いに応じない場合でもファクタリング会社が肩代わりしてくれます。

契約時にはノンリコース契約となっているか確認しておきましょう。

 

ファクタリング契約の注意点

ファクタリング契約時の注意点をいくつか紹介します。

以下に当てはまる場合は注意しておきましょう。場合によって悪質業者の可能性もあります。

経営コンサルや業務委託などのアプローチがある

ファクタリング会社の中には経営コンサルタントを行なっている会社も多いです。

「資金繰りの改善のためのコンサルを受けませんか?」というアプローチもあるかと思います。

すぐに判断がつかない場合は、まずはファクタリング契約だけをして、その後、必要があればコンサル依頼をするようにしましょう。

また、売掛先から入金があった後、ファクタリング会社に売上金を返済する業務を委託するサービスを扱っている会社があります。

(利用者が売掛先からの入金額を使いこまないようにするため)

話しをしっかり聞いてから判断するようにしましょう。

株式譲渡契約を求められる

万が一、利用者が売上金をファクタリング会社に返済しない場合、「株式譲渡をする契約」を求めてくるファクタリング会社があるようです。

しかし、これは「担保」となり貸金業になります。

株式譲渡契約を迫ってくるファクタリング会社との契約は一旦中止にして、弁護士に相談するようにしましょう。

債務承認公正証書

債務承認公正証書は「売上金をファクタリング会社に返済できない場合の弁済方法を定める契約」となります。

この場合もファクタリング会社が実質的なリスクを負ってなく、差し押さえも出来てしまいます。

債務承認公正証書が契約の条件として出された場合は、契約は一旦中止にして、弁護士に相談するようにしましょう。

契約書の控えをもらえない

悪質なファクタリング会社の中には「契約書の控えをもらえない」ことがあります。

契約書の控えがもらえないと、万が一トラブルに巻き込まれた時に、弁護士も対応しにくいです。

契約時に控えをもらえず、控えが欲しいと言ってももらえない場合は、すぐに弁護士に相談するようにしましょう。

手数料が話と違う、消費税が記載してある

もともと聞いていた手数料と契約時との手数料に違いがある場合や、契約書を見て消費税が記載されている場合は注意が必要です。

ファクタリングは消費税がかからないため、手数料に消費税が上乗せされている場合は悪質なファクタリング会社の可能性があります。

すぐに契約を中断して、契約を保留にしましょう。

分割支払いを迫ってくる

売上金の返済を「分割支払い」にするように迫ってくるケースは、完全に「闇金業者」です。

ファクタリングは通常、分割払いはできず、分割払いは貸金業になってしまいます。

その場でどうしようもなければ、後からでも弁護士を立てて対応することが可能です。

 

ファクタリング契約の解除

ファクタリング契約の後、利用者・ファクタリング会社が「重大な義務違反があれば」契約を解除することが出来ます。

解除された場合、「受け取った債権譲渡代金を返還する」必要があります。

契約の解除についての記載はファクタリング会社によりますが、代表的な契約書の引用を載せておきますので、確認しておきましょう。

  • ファクタリング会社の支払いの停止、破産、民事再生手続き開始、会社更生手続き開始、会社整理開始、特別清算開始の申し出があった場合
  • 手形交換所の取引停止処分があった場合
  • 債権の差押え命令・通知があった場合
  • ファクタリング会社の責任で、ファクタリング会社の所在が契約者に不明になった場合
  • ファクタリング会社の履行の遅延
  • 債権の差押え、競売手続きの開始
  • ファクタリング会社と契約者で取引約定の違反が発覚した時

 

ファクタリング会社からの支払い・入金

契約が終わったら、ファクタリング会社からの支払いを待ちます。

ファクタリングの支払いでの注意事項は少ないですが、紹介して行きます。

 

ファクタリング会社からの支払いは、審査から最短で即日振込入金

ファクタリング会社からの支払いは基本的に「銀行振込」となります。

15:00以降の振込みが出来ないため、翌日の支払いとなります。

契約完了後から振込み手続きで、短くても30分~1時間ほどかかるため、午前中の契約、午後1時頃の契約であれば、当日中に振り込まれます。

もし急ぎの場合は、ファクタリング会社の担当者に「振込みはいつされるか?」尋ねてみましょう。

 

ファクタリングの支払い方法は一括割引方式・個別割引方式がある

ファクタリングの支払い方法は一括割引方式・個別割引方式があります。

一括割引方式:指定された日にファクタリング会社が一括で全額支払う方式
個別割引方式:利用者が支払い日や支払い金額を指定できる方式

基本的にファクタリングは一括割引方式ですが、ファクタリング会社によっては個別割引方式に対応してくれる所もあります。

個別割引方式の例
売掛金500万円、ファクタリング会社への売却金400万円で、〇月〇日に250万円、残り150万円を△月△日に支払う

個別割引方式はこのような使い方が出来ます。

ただし、個別割引方式は手数料が高めとなるので注意が必要です。

 

ファクタリング会社から予定通りの金額が振り込まれているか確認する

ファクタリング会社から「振り込まれた」という連絡が入ったら、予定通りの金額が振り込まれたか確認をとりましょう。

もし予定金額とは違った場合はファクタリング会社に連絡を取りましょう。

 

ファクタリングの返済

2社間ファクタリングの場合だけですが、売掛先から入金したら、売上金をファクタリング会社に返済します。

ここでは返済時の注意事項について紹介して行きます。

 

売掛先から入金があったらファクタリング会社に満額入金する

売掛先から入金があったら、ファクタリング会社にすぐに満額入金しましょう。

掛け目がある場合は、ファクタリング会社に入金後、残りの資金が入って来ます。

 

ファクタリングの支払期間は入金日から10日~14日が支払い日となる(支払サイト)

ファクタリング会社によって異なりますが、売上金の返済は10日~14日が多いです。

契約時にファクタリング会社から伝えられると思います。

契約書にも必ず記載があるため、しっかりと目を通しておきましょう。

 

ファクタリング会社への支払いが遅れる場合

売掛先からの入金が遅れ、ファクタリング会社への支払いが遅れる場合は、ファクタリング会社に相談しましょう。

多少の日数であれば、支払い期日を遅らせてもらえる可能性があります。

ただ、納品トラブルや故障・クレームなどで支払い期日が大幅に遅れる場合は、ファクタリング会社も対応しきれない可能性があります。

もし万が一、ファクタリング会社と揉める場合は、弁護士に相談するようにしましょう。

 

ファクタリング会社に売上金を返済できない場合の方法

2社間ファクタリングの場合、売上金をファクタリング会社に返済せずに、使いこむ利用者が一定数います。

「どうしても振込みしないといけない資金が必要だった」という理由もあるかもしれませんが、ファクタリング会社からすると横領罪にあたり、訴訟になるケースがあります。

訴訟になれば、利用者側も弁護士を立てなければならず、ファクタリング会社からの信用をなくし、裁判費用も時間もかかることになります。

ファクタリング会社に返済する資金は、使わずすぐに返済するようにしましょう。

 

ファクタリングの審査・契約・入金・返済(支払い)でよくある質問

ファクタリングの審査・契約・入金・返済(支払い)でよくある質問です。

 

ファクタリング審査が緩い・甘い会社を教えてください

ファクタリングは他の資金調達方法と比べて、全体的に審査が緩い特徴があります。

その中でも「銀行系ファクタリング会社」や「ノンバンク系ファクタリング会社」は比較的審査が厳しい傾向があります。

「独立系ファクタリング会社(ファクタリング専門会社)」に審査を依頼するようにしましょう。

 

ファクタリングの審査・契約・入金・返済(支払い)まとめ

ファクタリングの審査から契約、ファクタリング会社からの入金、返済を一挙まとめて紹介して来ました。

ファクタリングを初めて利用する人は、注意点を頭に入れてからファクタリング申込みするようにしましょう。

ファクタリングは公式サイトに書かれている内容と違う場合があるため、2社~3社に見積りを取るのがおすすめです。

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